ビルメンテナンスの企業で営業として約7年の経験を積んでから、東京ビルサービスに入社しました。信頼のおける知人から当社の評判を聞き、「働きやすそうな会社だな」と感じたこと、清掃受託案件に東京建物などの大手デベロッパーが開発した大型ビルも多く、「やりがいのある仕事ができそうだ」との期待が持てたことが入社の決め手です。

入社してからさらに印象が変わったのは、組織がフラットで上司や先輩との距離 が想像以上に近く、しっかり と目をかけてくれて、ちょっとしたことでも相談にのってくれるところです。私が所属する営業第一部は7名体制と少数精鋭なこともありますが、普段からコミュニケーションが密で、雑談中にアドバイスをもらうことも頻繁にあります。ギスギスしたところがまったくなく、常に会話が飛び交うアットホームさが魅力ながらも、それぞれが責任を持ちながら切磋琢磨して仕事に邁進できる。そんな両極が共存する環境ですね。

ビル棟数で約30棟、企業単位だとテナントを入れて約50社を担当しています。当社が入居するオリナスタワーと、隣接の商業施設の比重割合は、業務比率でいうと100のうち70くらい。ビルオーナー様と、当社の5階を除き4階から30階まで各フロアにお客様であるテナント様がいらっしゃいます。 基本的なビジネスの流れは、ビル全体の共用部分（エントランスやエレベーターホール、トイレなど）の清掃業務をビルオーナー様から受け、専用部のオフィス内清掃を各テナント様から受注します。グループ会社の東京建物、東京不動産管理が所有、もしくは管理している物件が多いため、著名な企業が入居している傾向がありますね。

一日のタイムスケジュールは、朝出社し、メール確認と事務処理。その後、外出して、お客様と清掃内容などに関する打ち合わせを行ったり、清掃現場をまわりながら清掃スタッフのところに顔を出し、情報交換や収集を行います。外出しない日はオリナスタワーと隣接のショッピングモールを巡回し、同じく現場スタッフ、責任者からの情報収集は欠かせません。月イチのペースで担当物件をすべて巡回するようにしています。帰社後、現場巡回中にスポット清掃として提案が必要と思われる箇所についての臨時のスポット清掃見積を作成し、お客様に提案します。

一般的に、テナント様は 日常清掃（床の掃除機がけとゴミ回収）・定期清掃（床面洗浄ワックス、カーペットクリーニング）を基本契約とし、机上拭きやガラスドア清掃、椅子清掃などはオプションにするお客様が多いですね。そのため、もっとも現場を知る清掃担当スタッフから現場状況を聞かせてもらうことが重要なんです。お客様と清掃現場スタッフ、双方とのコミュニケーションは仕事の肝といってもいいでしょう。